ゼロカーボン講演会「ペロブスカイト太陽電池が拓く エネルギーの未来」
エコ日記薄くて曲がるという従来の太陽電池にはない特徴を持ち、次世代の太陽電池として世界から注目される「ペロブスカイト太陽電池」。その開発者である宮坂力氏にご登壇いただき、「ペロブスカイト太陽電池が拓くエネルギーの未来」をテーマに、12月13日(金)、藤沢商工会館ミナパーク多目的ホールにて講演会が開催されました。
宮坂氏は、研究者として企業に勤務した後、2001年から桐蔭横浜大学・大学院で教授を務め、同大を拠点にペロブスカイト太陽電池を開発されました。この開発によりノーベル賞有力候補として注目されている国際的な研究者です。
薄くて軽く、曲がるペロブスカイト太陽電池はフィルム状のため、設置場所の制約が少ないという特徴があります。窓や壁、さらには衣服やバックパックなどに貼り付けて使用することも可能。また印刷や塗布といった製法で製造できるため工程を少なくでき、製造コストを抑えることが期待されています。さらにペロブスカイト太陽電池の主原料であるヨウ素は、日本が世界シェアの約3割を占めており、日本国内の材料だけで製造可能である点も注目を集めています。
今年11月、政府は、ペロブスカイト太陽電池を2040年には原発20基分に相当する発電規模まで普及させるとする目標を正式に発表。講演の中で宮坂氏は「人との出会いがあり、つながりがあってこそ、ペロブスカイト太陽電池を開発することができました」と長きにわたる研究生活を振り返りました。
当日は定員の150名を上回る約170名の方々が会場に足を運び、宮坂氏の話に耳を傾けました。