「目指せ！日本一楽しいゴミ拾い！」を合言葉に江の島周辺でビーチクリーンに取り組むNPO法人「海さくら」（古澤純一郎理事長）が、戦隊特撮番組「海洋戦士シーセーバー」を制作し、4月からテレビ神奈川で放映されます。2月17日（金）、藤沢市役所で記者発表が行われました。

シーセーバーは海を愛する青年が、江の島に祀られている五頭竜大神の子ども（タツノオトシゴ）の力を借りて変身したヒーローで、海の平和を守り、海のピンチを伝えます。

「かつて藤沢の海にいた『タツノオトシゴ』。僕が生きている間にもう一度この海に戻ってきてほしい」と古澤理事長。「海に親しみを感じれば、大好きな海を大切にしたくなるはず。この番組がその一つのきっかけとなれば」と期待を込めました。海のごみの約8割は川や街からやってくるそうで、ごみ問題の根本である「環境に配慮した生活様式」に関心を持ってもらうことも重要です。

番組では海の素晴らしさのみならず、人の愛情・友情も描かれます。シーセーバーであるジュンイチロウ役を務める藤沢出身の俳優・大矢剛康さんは「大好きな藤沢の海のため、自分がやらなくてはという使命感で今回の役をお受けしました。ぜひいろいろな世代の方に見ていただきたい」と意気込みを語りました。

最後に藤沢市環境部環境総務課の阿部英一参事は「海さくらさんの楽しみながらのビーチクリーン活動、そのアイデアにはいつも驚かされます。地球温暖化と海洋プラスチック対策は喫緊の課題。これからも皆さまにビーチクリーン活動への参加をお願いしたい」と締めくくりました。

番組のオフィシャルスポンサーは上野グループホールディングス株式会社（上野元代表取締役社長 COO）。オープニングテーマ「蒼き戦士シーセーバー」の作詞作曲は、「ガリガリ君」のCMソングで知られるお笑いグループ「ポカスカジャン」の元メンバー・中山省吾さん。放送は4月1日から毎週土曜日、午前9時15分からスタート。15分枠で6月末までの計12回。

写真下左
シーセーバーのベルトには「シードラゴン（タツノオトシゴ）」

写真下右
右からシーセーバー、大矢さん、マットトラッシャー