COOL CHOICEがさらに進化!! チャレンジ!ゼロカーボンアクション30(2022年2月17日)

エコ日記

 国は、2020年10月に「2050年カーボンニュートラル」を表明しました。この目標を目指して、国民一人一人が取り組むべきライフスタイル見直しのための率先活動のリスト化が「ゼロカーボンアクション30」として公表されています。

 「ゼロカーボンアクション30」には、8つの分野で30個の率先活動があげられています。これは、地域における「暮らし」「社会」分野を中心に、生活者目線での脱炭素社会実現に向けた工程と具体策を示すものです。

 

1.電気等のエネルギーの節約や転換

2.住居関係

3.移動関係

4.食関係

5.衣類、ファッション関係

6.ごみを減らす

7.買い物・投資

8.環境活動

 

「ゼロカーボンアクション30」

http://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/topics/20210826-01.html

 

この中から今回は「5.衣類、ファッション関係」をご紹介します。

 

衣類、ファッション関係

①今持っている服を長く大切に着る

 日本の衣類廃棄量は年間約「100万トン」。1人あたりなんと約26枚にものぼります。そして私たちが手放した服のうち再利用・再資源化される割合はごくわずかです。

適切なケアをする、リペアするなどの工夫で、1着の服を長く着ることができます。私たちが今所有している服を現在よりも1年長く着ることで、日本全体として4万t以上の廃棄量の削減につながります。衣類をすぐに買い替えずにすめば、お財布にもやさしいですね。

 

②長く着られる服をじっくり選ぶ

 1着を長く着るためには品質を重視し、価格に見合う価値ある商品を購入しましょう。私たちの衣類の購入単価は年々下がっていますが、同時に着用期間も短くなっています。衝動的に買って、ほとんど着てない服はありませんか? 本当に必要かなど、長い目で見て価値のある衣服を選びましょう。

 

③環境に配慮した服を選ぶ

 世界的に服の廃棄問題は深刻で、様々なブランドが環境に配慮した素材や方法で服を作成しています。

 購入時にリサイクル・リユースなど環境に配慮した素材であるのか、また製造過程等も確認してみましょう。例えば商品タグや表示ラベルを見る、QR コード等で商品情報にアクセスする、店員さんやブランドに聞く等、関心を持つという行為が、業界全体に大きな動きを促します。

 再生された原料が使用されている衣服は、新品の原料とは異なる作り手の手間と想いが込められている「付加価値商品」です。衣服の作られ方に目を向けるだけでもサステナブルファッションの実践につながります。その服の持つストーリーに目を向けてみましょう。

 

 以上、「ゼロカーボンアクション30」の8つの分野の中から「衣類、ファッション関係」についての率先活動をご紹介しました。

 これまでにご紹介した「ゼロカーボンアクション30」は、地域における「暮らし」「社会」分野を中心に、生活者目線での脱炭素社会実現に向けた工程と具体策を示すものです。次回は「買い物・投資」「環境活動」についてご紹介する予定です。

 

「環境のため」は必ずしも自分を犠牲にすることではなく、衣食住・移動・買い物等、日常生活における脱炭素行動が、暮らしにおけるメリットにつながります。

 一人一人の小さな「選択」が地球の未来を大きく左右します。「今日から行動しよう!!」

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