COOL CHOICEがさらに進化!! チャレンジ!ゼロカーボンアクション30(2022年1月17日)
エコ日記国は、2020年10月に「2050年カーボンニュートラル」を表明しました。この目標を目指して、国民一人一人が取り組むべきライフスタイル見直しのための率先活動のリスト化が「ゼロカーボンアクション30」として公表されています。
「ゼロカーボンアクション30」には、8つの分野で30個の率先活動があげられています。これは、地域における「暮らし」「社会」分野を中心に、生活者目線での脱炭素社会実現に向けた工程と具体策を示すものです。
1.電気等のエネルギーの節約や転換
2.住居関係
3.移動関係
4.食関係
5.衣類、ファッション関係
6.ごみを減らす
7.買い物・投資
8.環境活動
「ゼロカーボンアクション30」
http://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/topics/20210826-01.html
この中から今回は「2.住居関係」をご紹介します。
「住居関係」
①太陽光パネルの設置
ご家庭の屋根や空いた土地などに「太陽光パネル」を設置し太陽光で発電することによって、CO2の排出を抑えることができるだけでなく、地震や台風などの災害時に停電した場合でも、その電力を使うこともできます。最近は初期費用なしで太陽光パネルを導入できるプランを提供する企業も増えています。
②ZEH(ゼッチ)
ZEHとは、住宅の高断熱化・高効率設備により消費エネルギーを減し、また太陽光パネルによりエネルギーを創ることにより、年間の住宅エネルギー消費量が概ねゼロとなる住宅です。
ZEHでの生活は省エネ・創エネをしつつ、夏は涼しく、冬は暖かい快適な空間を実現!住いの快適化が、家族の健康のみならず地球の健康にもつながっています。建て替え・新築時は、住まいを快適に。
③省エネリフォーム
窓や壁等の断熱リフォームを考えてみませんか。断熱性・機密性の向上で、冷暖房費を抑えられるだけでなく、廊下や脱衣所等、部屋間の室温差をなくすことで、体への負担を減らすことができます。
さらに省エネ家電の導入を同時に実施すれば、相乗効果も!
④蓄電池(EV・車載の蓄電池)・蓄エネ給湯器の導入・設置
蓄電池(EV・車載の蓄電池)・蓄エネ給湯器の導入・設置をすることで、日中の余った電気を家庭用蓄電池で貯めて、夜間の必要なときに電気を使うことができるので、光熱費が節約できます。また、停電時も活用できます。増加する自然災害などに、非常用電源として備えておけるので安心です。
⑤暮らしに木を取り入れる
木を使うことで、植林や間伐等の森林の手入れにも貢献できるということをご存じですか?暮らしに木を取り入れ、木材を使うことで森を育てることになります。
木のもつ調湿作用などは、快適な室内環境につながり、木を使うことで木の持つ素材感ならではの温かみを感じられます。ぜひ暮らしに木を取り入れてみませんか。
⑥分譲も賃貸も省エネ物件を選択
住宅の脱炭素化に向けて賃貸でも省エネルギー化が進んでいます。分譲、賃貸に関わらず、住まい探しでは間取りや立地などに加えて光熱費に差が出る省エネルギー性能の高さも考えて選択してみましょう。健康で快適に過ごすことができ、毎月のガス代・電気代がお得になります。
⑦働き方の工夫
「テレワーク」や「オンライン会議」、「職住近接」や「二拠点居住」、「ワーケーション」等が選択肢に加わることで、働き方や住まい方が多様化します。こうした働き方を選択できることは、従業員のライフワークバランスの向上につながり、事業者にとっても省エネやコスト削減効果も期待されています。また通勤や出張による移動時間・費用の削減ができ、時間の有効活用ができるというメリットがあります。
以上、「ゼロカーボンアクション30」の8つの分野の中から「住居関係」についての率先活動をご紹介しました。
これまでにご紹介した「ゼロカーボンアクション30」は、地域における「暮らし」「社会」分野を中心に、生活者目線での脱炭素社会実現に向けた工程と具体策を示すものです。次回は「衣類、ファッション関係」「買い物・投資」「環境活動」についてご紹介する予定です。
「環境のため」は必ずしも自分を犠牲にすることではなく、衣食住・移動・買い物等、日常生活における脱炭素行動が、暮らしにおけるメリットにつながります。
一人一人の小さな「選択」が地球の未来を大きく左右します。「今日から行動しよう!!」