COOL CHOICEがさらに進化!! チャレンジ!ゼロカーボンアクション30(2022年1月4日)
エコ日記国は、2020年10月に「2050年カーボンニュートラル」を表明しました。この目標を目指して、国民一人一人が取り組むべきライフスタイル見直しのための率先活動のリスト化が「ゼロカーボンアクション30」として公表されています。
「ゼロカーボンアクション30」には、8つの分野で30個の率先活動があげられています。これは、地域における「暮らし」「社会」分野を中心に、生活者目線での脱炭素社会実現に向けた工程と具体策を示すものです。
1.電気等のエネルギーの節約や転換
2.住居関係
3.移動関係
4.食関係
5.衣類、ファッション関係
6.ごみを減らす
7.買い物・投資
8.環境活動
「ゼロカーボンアクション30」
http://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/topics/20210826-01.html
この中から前回に引き続き「1. 電気等のエネルギーの節約や転換」についてご紹介します。
「電気等のエネルギーの節約や転換」vol.2
①クールビズ・ウォームビズ
家庭からのCO₂排出量の用途別内訳では、冷房と暖房で約18%を占めています。
クールビズ・ウォームビズとは、適度な冷暖房で、気候に合わせて快適に過ごせる服装や取組を促すライフスタイル。その適正温度は、冷房時は28℃、暖房時は20℃とされています。しかしこれはあくまでも目安です。暑さ、寒さの感じ方は人それぞれ。毎日の天気予報にも注意しながら、気候に合わせた服装で快適にすごせる工夫をしましょう。
過度な冷暖房使用を見直すことで、家族の健康(体温調節機能の維持)につながるだけでなく、気候や働き方に合わせた服装で仕事の効率もアップ!またリラックスして仕事ができるというメリットもあります。
②節電
一般家庭では、電気消費量のうち約5%も待機電力で消費されています。待機電力をなくすためにも、こまめなスイッチオフと、電気製品のプラグをコンセントから抜くことを心がけましょう。こまめなスイッチオフは、光熱費を節約でき、さらにこまめに電気製品のプラグを抜くことは、漏電による火災などの事故防止にもなります。
③節水
上下水道を使用することで、浄水、供給、下水処理などにエネルギーを消費します。それはCO₂排出につながっているということ。こまめに水を止めるなど工夫して使用し、無駄な水を少しでも減らしましょう。節水をすると、上下水道費の節約にもなります!
④宅配サービスをできるだけ一回で受け取る
宅配便の総数のうち約15%が再配達という調査結果があります。再配達になるとCO₂がさらに排出されます。日時指定や置き配などにより、できるだけ1回で荷物を受け取る工夫をしましょう。また宅配ボックス等も利用もおすすめです。
置き配など非接触の受け取りを選ぶことで、自分の好きな時間に安心して受け取れるようになります。また、荷物の問い合わせや配達状況確認が簡単にできるアプリを活用すれば無駄な再配達が減るので、自分の自由な時間が増えるというメリットがあります。
以上、「ゼロカーボンアクション30」の8つの分野の中から2回にわたって「電気等のエネルギーの節約や転換」についての率先活動をご紹介しました。
「環境のため」は必ずしも自分を犠牲にすることではなく、衣食住・移動・買い物等、日常生活における脱炭素行動が、暮らしにおけるメリットにつながります。
一人一人の小さな「選択」が地球の未来を大きく左右します。「今日から行動しよう!!」