知ってる?“食品ロス” COOL CHOICE(=賢い選択)(2021年8月17日)
エコ日記「COOL CHOICE」は、CO2などの温室効果ガスの排出量削減のために、脱炭素社会づくりに貢献する「製品への買い換え」「サービスの利用」「ライフスタイルの選択」など地球温暖化対策に資するあらゆる賢い選択をしていこうという取組です。今回は「食品ロス」についてご紹介いたします。
●「食品ロス」とは?
食品ロスとは、本来食べられるにもかかわらず捨てられてしまう食べ物のことです。日本では平成30年度に約600万トンの食品ロス(事業者から約324万トン、家庭から約276万トン)が発生したと推計されています。
食品ロスを放置すると、大量の食べ物が無駄になるだけでなく、環境悪化の一因となります。余った食べ物はごみとして出されます。これらは処理工場に運ばれ、可燃ごみとして処分されますが、水分を含む食品は、運搬や焼却の際にCO2を排出するだけでなく焼却後の灰の埋め立ても環境負荷につながります。
●「食品ロス」を減らすため一人ひとりにできること
家庭における食品ロスの原因は主に次の3つに分類することができます。
① 食べ残し
② 期限切れ
③ 調理する時、野菜の皮を厚くむきすぎる(可食部分の過剰除去)
これらは私たち一人ひとりのちょっとした配慮で減らすことができます。
(例)
・冷蔵庫の中を整理整頓し、買い物に行く前に在庫を確認する
・使いきれる分の食材を買う。すぐに使う食材は陳列の手前から取る
・食べきれる分だけ作るように心がける
・皮を薄くむくために、包丁にこだわらずピーラーなどを使用する
・余った食材は使い切りレシピを検索して使いきる
→料理レシピサイト クックパッドの消費者庁のページ「消費者庁のキッチン(外部サイトへリンク)https://cookpad.com/kitchen/10421939」
・賞味期限(おいしく食べられる期限)と消費期限(安全に食べられる期限)の違いを確認する
・外食の時、一度にたくさん注文せずに、食べきってから次の料理を注文する
・フードドライブ(家庭で余っている食品を持ち寄って、それを必要としている福祉施設・団体等に寄付する活動のこと)に参加してみる
→フードドライブにご協力をお願いします(外部リンク)
https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/kankyou-s/fooddrive.html
●それでも「食品ロス」が出てしまったら
捨てる前にキュッと水切りを。また生ごみ処理機などを活用しましょう。キエーロ・コンポスト容器、電動生ごみ処理機の購入にあたって助成制度があります。
※令和3年度の申込み受付は終了しました。
→生ごみ処理機(キエーロ・コンポスト容器)の斡旋販売について(外部サイトへリンク)
https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/kankyou-s/kurashi/gomi/hojo/josesedo.html
食品ロスについてお話してきましたが、一人ひとりの小さな「選択」の連続が地球の未来を大きく左右します。「環境のため」と身構えることなく、一つひとつ小さなことから、楽しく取り組んでみてはいかがでしょう。