「湘南エコウェーブ~みんなで森を知ろう!」が開催されました!

エコ日記

関東でも梅雨明けし、本格的に夏が到来した2019年7月31日(水)、六会の日本大学生物資源科学部で湘南エコウェーブ主催イベント「湘南エコウェーブ~みんなで森を知ろう!」が開催されました。森林資源科学科の園原和夏先生と学生の方々のご協力により、同大学が保有している演習林の中を藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町から参加した子どもたちが探検し、自然の仕組みを学ぶことを目的としたイベントです。

はじめに、生態系を維持するために森がどんな役割を担っているのか、可愛いイラストを使ったスライドで分かりやすく紹介していました。子どもたちはみな興味津々で聞いており、さらに自分から鋭い意見を出す子どももいて、自然が大好きなことが伺えました。そして、長袖と帽子をしっかり身につけた子どもたちは、いよいよ演習林へと向かいました。

森に入ると、木陰と小川の流れが作り出す爽やかな風、緑と土のにおいで、ずっとここにいたいと思うほど心地よい気分です。あらかじめ日本大学の方々が用意したくち木や、ふかふかの土の中をスコップで掘って虫を探しました。カブトムシ、カタツムリ、ゲジゲジ、長いミミズと、どんどん出て来る虫たちに子どもたちは大興奮でした。この虫たちが倒木などを食べてほぐしていき、残りは樹木たちの栄養分となります。

次に向かったのは、演習林の中を流れる小さな川です。この川の上流にはホタルもいるそうで、とてもキレイな川でした。サワガニ、ヤゴなど沢山の生物がここにもいました。また、宝石のように鮮やかな色のトンボが小川の流れに沿ってすいすいと飛んできます。子どもたちは足や手が濡れることも構わず、川の中を熱心にのぞきこんでいました。

森には様々な役割があります。針葉樹や広葉樹、低木など、様々な木々が集まっていることにより、気温が下がること、また、子どもたちが生物や植物についてよく知り、さらに探究心を養っていく場所だということもできます。

実際に自分の体全部を使って森を感じ、その役割を体験することは、子どもたちのこれからにとってもかけがえのない記憶になるのではないでしょうか。

 

●湘南エコウェーブとは?

今回のイベントを主催した湘南エコウェーブは、地球温暖化防止を地域から推進することを目的として、藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町の2市1町が連携し、2008年11月に立ち上げたプロジェクトです。これまでにも、EV(電気自動車)の合同導入や、EVの試乗会、桜の植林など様々なエコな企画をしてきました。下記の関連記事に掲載しましたので、併せてご覧ください。

関連サイト: 湘南エコウェーブ 日本大学生物資源科学部 日本大学 演習林

関連記事: ●満タン620km!燃料電池自動車(FCV)に乗ってみた!-さむかわ環境フェスティバルに湘南エコウェーブ出展【リポート】 ●さくらの木を植えよう!湘南エコウェーブ植林プロジェクト

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