西冨の緑地を保全するアズビル株式会社×NPO法人藤沢グリーンスタッフの会

エコ日記

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藤沢市は、市街地の中や、まちを取り囲むようにたくさんの緑地が存在しています。市内の緑地保全活動に、企業とNPO法人が協力して取り組んでいる様子をご紹介します。

川名に「藤沢テクノセンター」として拠点を持つアズビル株式会社は、2011年に藤沢市が初めて緑地保全活動において協定を結んだ企業です。azbilグループでは社会貢献活動として、緑地保全や海岸清掃などを展開しています。同年5月には市内西冨で第1回目の活動が行われました。

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この日は同じ場所で第2回の活動日。暮れも押し迫った冬空の日でしたが、朝9時から活動現場に集合です。正確には「藤沢西冨第二緑地」といい、藤沢聖苑のやや先になります。集まったアズビルの社員の方々のほか、作業に協力する「特定非営利活動法人藤沢グリーンスタッフの会」(以下、グリーンスタッフ)のみなさんも肩を並べます。

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藤沢の緑地保全に詳しいグリーンスタッフの会の方による、作業に必要なのこぎりなど道具の使い方や、安全のための注意事項などを聞くアズビルのみなさん。第1回に続き、家族連れや女性の方の参加も多く見られます。作業に入る前に緑地をひととおり見てまわり、手を入れるべき木とそうでないものや、この場所にこの木が生えている理由や背景などのお話を聞きました。

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作業は3つの班に分かれて行います。こちらは、緑地への通路と階段を作る班。鎌とナタを使って通路を確保し、階段になるところをスコップでしっかりと固めます。第1回で作り始めた歩道を、さらに整えていきます。

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こちらの班は、現場の中央部分に整備されつつある広場を担当します。落ちている小枝や葉を熊手で集めて運び、広場の東側に積み上げていきます。緑地整備にあたっては、虫などの生き物の棲み処をつくってやることも大事なことです。作業班は事前に振り分けられ、小さなお子さん連れでも無理なく、安全に参加できるよう配慮されています。

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広場の西側では、下草刈り、伐木、枝おろしの作業が行われています。切られた木はさらにのこぎりで長さを揃え、通路の階段の資材にしていきます。のこぎりの正しい使い方を教えてもらい、大人たちにしっかりと押さえてもらえば、子どもたちも立派な大工さんのようです。

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ここ西冨第2緑地には、古く自然に生えたスダジイやタブノキ、江戸時代頃薪や炭の材料にするために植えられたクヌギ、コナラなどの落葉樹、戦後に建材として植えられた杉やヒノキのほか、鳥のふんで運ばれるなどして最近生えた木など、いくつかの種類が存在しています。緑地と人との関わりも時代とともに移り変わり、動物との棲み分けや生物多様性の観点からも里山の整備が必要であると言われています。

アズビルのみなさんとグリーンスタッフのみなさんの手により、降った雨水がスムーズに土にしみ込むように倒木や落ち葉の処理をしたり、すぐに茂りやすい木々を手入れすることで日差しが地面に当たるようにしたりという作業も継続的に行われています。そうして整えた“広場”と呼ばれる森の中の空間には、やがて眠っていた種が目をさまし、やまゆりや金蘭、銀蘭、いちりんそうや、にりんそうが姿を見せるのでは、とも言われています。

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