5月27日（日）、「第36回ゴミゼロキャンペーン‐ビーチクリーンアップかながわ2012」が開催されました。片瀬東浜、片瀬西浜、鵠沼海岸、辻堂東海岸、辻堂西海岸の計5海岸、6会場でビーチクリーンが行われ80団体4,870名の方が参加し、2,910kgの海岸ごみが回収されました。今回取材に行った片瀬東浜には約1,600人の参加者が集まっていました。

事前に「ごみ袋を用意してください」と告知があったことによって、多くの参加者が自宅から持参したごみ袋を手にしていました。また、江の島に観光しに通りかかった人たちも、参加している様子でした。本部前の砂浜は多くの参加者で覆われ、ビーチクリーンが開始するとみるみるそのエコの波は海岸全体に広まっていきました。

毎年参加しているという婦人会に所属する女性は「昔に比べてごみが減った」「参加していることに意味がある、意識の問題が大事よ」と笑顔で話されていました。市民団体や会社で参加している人、家族連れ、カップル、子ども達、観光客とさまざまな人たちが参加していました。

砂浜では、細かい木くずや、ビニール袋やプラスティックの破片が多いのに対して、江の島へかかる弁天橋の高架下では、大きなごみが溜まっていました。このエリアには潮の流れにのってたどり着いたごみと、高架下で行われたバーベキューのごみなどによってごみが多いそうです。この日も、ガラスの破片や、漁業器具、毛布などがあり、高架下からごみ拾いを終えた人のごみ袋は、どれも大きくふくらんでいました。

初夏の日差しの中、多くの参加者によってキレイになった海岸。これからたくさんの観光客がくる湘南の海岸をキレイに保って、キレイ使ってもらいたいですね。 「ビーチクリーンアップかながわ」は、参加自由、参加無料で誰でも気軽に参加できるビーチクリーンです。主催の（財）かながわ海岸美化財団では、自分で海岸清掃ボランティアをやりたいという方に対して、「ごみ袋の提供」「ごみの回収」「清掃用具の貸出」というサポートを無償で行っています。

リンク： （財）かながわ海岸美化財団