海沿いで暮らす仲間達へ 湘南の思いを届けたい!湘南なぎさ市 in Tube P
エコ日記「海沿いで暮らす仲間達へ 湘南の思いを届けたい!」と題して、5月14日(土)に東日本大震災復興支援として「東日本大震災復興支援フリーマーケット 湘南なぎさ市 in Tube P」が開催されました。「湘南なぎさ市」は、昨年10月から毎月第2土曜日に開催されているエコライフフリーマーケットです。今回は、東北で作られた野菜の販売や、売り上げの一部を3.11支援プロジェクトの救援募金として寄付する復興支援イベントとして行われました。連日の雨から快晴に変わった鵠沼海岸、初夏の眩しい日差しが照りつけた「湘南なぎさ市」の様子を紹介します。
この日の主人公ともいうべき東北地域からの野菜や加工品の販売ブースには、一日を通してたくさんのお客さんが集まりました。ニラやニンニク、しいたけ、りんごジュースやお米など、せっかく実った食材たちを、ありがたくいただいていきたいものです。風評に流されないのはもちろんのこと、いつもの生活の消費シーンで少し気を回して、被災地の経済活動につなげること。藤沢の私たちにも無理なく、継続してできる復興支援といえるのではないでしょうか。
会場に元気なにぎわいを添えるのは、飲食ブース。湘南らしさも感じられるカレーやタコスの出張ブースや、地場産グルメ藤沢炒麺などが軒を連ねていました。晴れた海岸沿いで食べるランチは、とても贅沢な気分を味わえます。お昼前後には、海岸でビーチクリーンも行われました。砂浜をキレイにして、砂浜での時間を楽しむ。エコフリーマーケットらしい企画でした。
飲食ブースやフリーマーケットブース以外にも様々なコンテンツがあるのが「湘南なぎさ市」です。会場では、小学生マーチングバンド「湘南ドルフィンズ」のステージがありました。特設ステージ上では地元で活動するアーティスト達が会場を盛り上げていました。アコーステックライブや、R&Bシンガーなどジャンルは様々、前回開催された時よりも、たくさんのアーティスト達がその歌声を披露し、藤沢からの被災地支援を呼びかけました。
なかでも会場を熱く盛り上げていたアーティスト「王子」は、「湘南に舞い降りた天使」というキャッチフレーズを持ち、藤沢・湘南の各イベントで歌っているそうです。他にもアート団体「鎌倉クラシコ」から画家KATSUYA153のライブペイントパフォーマンスも行われていました。
この日は、チャリティーフリーマーケットにおける、各出店者の売り上げの10%が東日本大震災の復興支援募金のために寄付されましたが、このような直接的な支援だけでなく、フリーマーケットや、地域や地域経済を活性する取り組み自体も、中長期的な観点から着実な復興支援につながります。省エネやリサイクルといったエコ活動や、地産地消を通じたCO2削減を少しでも進めていくことは、地域を限定しない持続的な発展に貢献できるといえるでしょう。継続して開催される「湘南なぎさ市」、次回もとても楽しみです。