地球温暖化講演会「身近なことから始めよう」

エコ日記

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藤沢の“レジ袋削減”、茅ヶ崎の“マイバッグでお買い物”など、地域で活発に繰り広げられる、身近なエコ活動。12月5日に開催された地球温暖化講演会「身近なことから始めよう」では、それぞれの日頃の取り組みの事例発表に加え、FMヨコハマで人気のまちかどレポーター藤田優一さんによる講演が行われ、たくさんのエコ市民が集まりました!

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消費者と商業者がいっしょになって、なるべくごみを出さない買物の工夫をすることで、「エコ・シティ茅ヶ崎」を目指そうとするのは、消費者団体連絡会や商店会連合会、大型店連絡協議会、市資源循環課などで構成される「エコ・シティ茅ヶ崎マイバッグ推進会議」のみなさん。エコロジーをカンガエル(カンガルー)、“エコル”名づけられたマスコットキャラクターとともに、「ハレの日パッケージ」や「エコ傘マイバッグ」など、楽しく魅力的なさまざまな活動を進めています。

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一方藤沢市では、片瀬・鵠沼地区において「藤沢市レジ袋削減推進モデル地域協議会」が活動を進めています。もともとは、片瀬・江の島まちづくりの会(現在の地域経営会議)や、鵠沼地区の商店街・商店会やスーパーで実践されてきた地域発のレジ袋削減への取り組みが発展し、今年4月に店舗・消費者・市による協定を結びました。以来、市内各イベント等で、1家庭が1年間にお店からもらうレジ袋の数(1200枚!)の重さを体感してもらったり、原油使用量に換算したときに13,770本となるドラム缶の実物大模型を見てもらったりなど、見たりさわったりして現実的に身につまされる方法を取り入れ、PR活動を続けています。

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「効果はすぐには目に見えにくいけれど、できるだけのことをやっていきたい」そんな思いを語る2市の取り組みにエールを送るように、この日ゲストで講演されたのは、FMヨコハマレギュラーレポーターの藤田優一さん。トレードマークである「はぁ~い!フジタです!」の元気なご挨拶に始まり、親しみやすく、かつメディアならではの視点を交えたお話をしてくださいました。

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おばあちゃん子だったという藤田さん、子どもの頃、おばあちゃんが着物を再利用したり、裏紙を使ったりと、物に“第二の人生を与える”姿に学んだといいます。また「人生で使える水の量は決まっている」という言葉が子ども心に怖かったが、大人になった今その意味を理解し、かみしめているというエピソードもありました。

神奈川県内をくまなく歩く、現在の「まちかどレポーター」を始めた15年前頃から、藤田さんはマイバッグを使うようになったそうですが、その当時は“消費万歳”だったメディアのあり方が、昨今は環境へのやさしさを考える番組制作や企業としての姿勢を示すなど、メディアの役割も変わってきていると語ります。

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講演の途中に演台から離れ、会場内に展示されているエコバッグに歩み寄る藤田さん。これらのバッグを作ったご本人に呼びかけ、その作成秘話や魅力を引き出していく姿はさすが、まちかどレポーター。バッグは小田急線などに忘れられた傘を再利用して作られており、雨などにも強いことや、素敵なデザインがいろいろ楽しめるということ、また「小田急線には良い傘が多くて…」などという裏話も飛び出し、会場の笑いや関心を誘っていました。 「傘にも第2の人生を与えられるんですね」という藤田さんの言葉もあり、レジ袋削減運動やマイバッグ利用の推進が、創造的で夢のある、本当の意味で豊かな取り組みであることに気づかされた講演会となりました。笑顔でできる地球温暖化防止への取り組みは、引き続き、たくさんの人たちを巻き込んで広がっていくことでしょう。

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