藤沢には畜産がある 第60回藤沢市畜産共進会~畜産ふれあいまつり

エコ日記

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藤沢の畜産業はとても盛んで豚の生産量は県内1位、牛肉や卵も藤沢北部を中心に作られています。私たちの生活を支えている藤沢の豚さんや牛さんにふれあえるお祭りが、今年も御所見にあるJAさがみ緑化流通センターで開催されました。同イベントでは、乳牛・肉牛・豚・鶏卵の品評会や、家畜とのふれあい体験、和牛体重当てコンテストなど、藤沢の畜産に関連するイベントが盛りだくさんでした。住んでいてもなかなか知れない、藤沢のもう一つの顔を今回は紹介します。

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まず紹介するのは、湘南地区各地の酪農家が搾乳した「湘南牛乳」が振舞われていました。「湘南牛乳」は藤沢にある近藤乳業が作っていて、藤沢で育てられている乳牛のほとんどが、この近藤乳業でさまざま乳製品に生まれかわるそうです。藤沢で育てられ、藤沢で製品になる地産地消のシステムがすでにこの町にはあるのですね。

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隣のブースでは、「日本一小さな牧場」と銘打つ西俣野にある「飯田牧場」のアイスミルクが販売されていました。「飯田牧場」は古くは一日600Lの牛乳を供給する牧場だったそうですが、バブル後、乳牛を減らし近年からアイスミルクの製造販売を始めたそうです。アイスミルクの他にも、チーズや、ジェラート、ヨーグルトなど各種、種類豊富に取り揃えているそうなので、一度買い物に行ってみたいですね。

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藤沢産の牛乳の次は、藤沢産の豚肉です。同会場付近には、たくさんの養豚場があります。そこで育った豚肉「湘南ポーク」の炭火焼きには、肉の焼ける香りと炭の香りにつられて、大行列ができていました。神奈川各地を回っている「湘南ポーク」の移動販売のトラックも来ていました。

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食べるだけじゃなくて、ふれあうこともできる「畜産ふれあい祭り」。子豚や、孔子やヤギは子どもたちに大人気でした。会場内には、品評会に出る牛や豚もいたので、子どもたちにとっては、動物園のような空間だったのでしょうか、それとも普段から慣れているのか、みんな楽しそうにふれあっていました。小さい頃から酪農や農業に接する機会があることは、この時代ではとても幸せなことかもしれません。

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他にも、県内の農業高校が作った農畜産物が販売されていました。オレンジジャムなどを販売していたのは、平塚農業高校。酸乳飲料「ヨシピス」などを販売していたのは、吉田島総合高校。相原牛と相原豚を育てている相原高校からは、牛串、豚串、豚汁を作って販売していました。その他、藤沢産の小麦を使った「藤沢炒麺」や、藤沢で活動するシンガソングライター「みどりこ」さんのライブなど、曇り空から気付けば晴れた日曜日でした。

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紹介したとおり、藤沢・湘南にはたくさんの畜産業があります。そしてもちろん農業も盛んな藤沢市。同イベント会場である、緑化流通センターには、ファーマーズマーケット「ごしょみーな」という地場産野菜をあつかった直売所があります。営業日は、毎週金・土・日曜日の午前9時から午後3時まで。金曜日には片瀬漁港から専用車による江の島沖朝獲れ鮮魚の販売も行っています。藤沢には畜産から農業、漁業と、地産地消に必要な要素がそろっています。地元でとれた新鮮で安心・安全な食材を食べていきたいですね。

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