キャンドルの光でつながるスローな夜-お月見キャンドルナイトin遊行寺

エコ日記

藤沢駅から徒歩15分、小高い丘にあります  

9月19日、藤沢の遊行寺で「お月見キャンドルナイトin遊行寺」が行われました。

主催は慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの学生団体「キャンドルナイト湘南台」の皆さんたち。「みんなでつくって、みんなでともす」を合言葉に、キャンドルのやさしい明かりが生み出すスローな時間・空間の中で、人と人、自然、社会といったあらゆる「つながり」をつくっている団体です。

この日は、ジャズやフルートの演奏、能舞台などがステージで行われ、他にも様々な試みが行われていました。キャンドルの光で日常の生活を考え直す。今回は、幻想的な遊行寺の一夜をご紹介します。 説明の紙はキャンドルナイト湘南台の皆さんのデザイン 藤沢にも、こんな場所があったのか、というくらいに、おもむきがある「時宗総本山遊行寺」。まだ日が残る夕方4時頃から、寺の敷地たくさんに置かれたキャンドルに火が灯されていきました。 このキャンドルは、市内の福祉作業所の方々が作ったもので、他にも作業所でつくられた小物や絵葉書などを集めた一夜限定のセレクトショップも開かれていました。

当日は、ボランティアで福祉作業所のスタッフも参加していました。 みんなで作って、みんなで灯そう 他には、キャンドルにメッセージを書けるコーナーがありました。和紙に「私のエコ宣言」や「世界平和を願って」など、自由に想いを書いて、キャンドルに巻きつけると、その「メッセージ」がキャンドルの優しい光で浮かびあがります。日が暮れ、6時過ぎになると会場には、たくさんの想いが灯されていました。

藤沢市民のエコ意識の高さに感銘  

お月見といえば「お月見団子」。スローカフェと名付けられたブースでは、5色のお団子とお茶のセットが販売されていました。また、「マイ箸、マイ皿、マイコップ割引」と題し、箸等を持参していくと割引してくれるエコな試みもされていました。可愛らしくて美味しいお団子に特設のカフェは笑顔でいっぱいでした。

月とキャンドルの光、最高に優しいステージでした 

午後5時、ようやくあたりが暗くなり、キャンドルの光が寺を包み始めたころ、キャンドルステージでは、能舞台、フルートカルテット、ジャズの演奏がされました。ちょうど良い気候に、ちょうど良い光、それに音楽や文化、これほど贅沢な空間はめったにないかもしれません。 最後のジャズの演奏が始まるころには、光と音楽に誘われ、たくさんの来場者が集まり、幻想的な光と音楽を楽しんでいました。 たくさんの方々が、思い思いに楽しんでいました キャンドルナイト湘南台代表の高井さんは「キャンドルの光によって、繋がりがうまれたり、何か考えるキッカケになってくれたら嬉しい」と話していました。キャンドルナイトは、省エネや、平和の象徴です。さらに地域や自然や人との繋がりを考えなおすキッカケになるようにも思えた夜でした。家族や大切な人と、行きたいですね。 最後までスタッフが会場を見回っていました メッセージや、可愛い絵で灯されたキャンドルたち 月の明かりと、キャンドルの明かりで十分に暮らせるかも?

 

総門から、いろは坂を照らすキャンドル

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