エコな暮らしでHappyに!~環境クリック募金協力企業の取組みから~
エコ日記“環境クリック募金”ってご存じですか?
皆さんのクリックで、企業が代わりに環境活動事業に対する募金をしてくれる仕組みです。今回は、この仕組みに賛同して頂いている企業の中から、東京ガスに取材に行ってきました。しかも今回は、地域活動として知られる“エコ・クッキング” 東京ガスでは、エネルギー会社として多くの環境対策に取り組んでいますが、地域の活動として永く実施しているのがこのエコ・クッキング。小中学校合わせ昨年1年間に272のクラスで実施されました。そして、今回実施するのが片瀬中学の1年生。さて、どんな授業になるでしょうか?
みなさんは、エコ・クッキングと聞いて、何を想像されますか? クッキングという名前がついていますが、東京ガスでは、実際の調理に関わるものだけではなく、4つのR(リデュース、リユース、リサイクル、リフューズ)や、ゴミに気をつけた買い物、リサイクルの実情、台所のシンクは川や海の入り口であること等、様々なことを教えています。
最近“地産地消”ってよく耳にします。「その土地で生産された旬の食材を、その土地で消費しましょう!」ということなのですが、なぜ今、これが大事なのでしょう? 例えば、トマトは夏の野菜ですが、冬に温室で作ると光熱エネルギーが、夏の10倍も必要になります。それに、温かい南の地域から運んできたら、輸送にかかる燃料代も多くなりますね。このような観点から、広く言われるようになってきました。
講師による説明と実演を見た後、各班に分かれて実習スタート!
今回の調理は“ドライカレー”材料は、ひき肉、玉ねぎ、ピーマン、なす、にんじん、トマトジュース、カレー粉等、野菜の半分は見本としてカット済みですが、残りの半分は生徒たちが慣れない手つきで実施。にんじんをする人、玉ねぎをみじん切りにする人、肉を炒める人、調理時間を短縮するための役割分担も大切です。
包丁の使い方等、調理実習もさることながら、今回のテーマはエコ・クッキング。「おいおい、そこの班水出しっぱなしだよ!」と突っ込みを入れられる班も出るなど、さっき習った大切なことは・・・。 そして格闘すること約20分、ドライカレーの完成で~す。 調理室いっぱいに広がったカレーの香り、楽しく、苦労して作りあげたものはきっと美味しかったことでしょう!生徒の顔にも笑顔がたくさんありました。
さて、食べ終わってのんびりしている暇はありません。大切な片付けです。ここでも、いくつかの教えがあります。 1.洗い桶に洗剤を薄めた液を張る 2.汚れの少ないものから洗う 3.お皿についたカレー等は、スポン ジで洗う前に布切れでふき取る 4.水を出しっぱなしにしない これは、歯磨き、洗顔の時と同じですね。
最後に、今回でた生ごみの量と使った水の量の測定結果の発表!
【生ごみ】 1位から順に40g,42g,49g,49g,50g,62g,64g
【水の使用量】 同じく1位から順に 10.2L,20.9L,23.8L,25.9L,43,6L, 56.5L,64.4L
生ごみは1位と6位の差が1.5倍でしたが、水の量では6倍以上、ここまでの差が出たのは驚きでした。
努力次第で使う水の量を抑えられるということですね。 エコ・クッキングで頑張った分“星”が増える、そんな評価も良いかもしれませんね。