素敵な音楽とともに~はだしで走れる砂浜を守ろう -「ベアフットくげぬま‘09」の参加レポート
エコ日記キレイになった海岸で走る少年
過ごしやすい季節になってきた10月17日、風が気持ちいい鵠沼海岸で、NPO法人ベアフット協会によるビーチクリーンが行われました。
このビーチクリーンでは、世界共通のゴミ調査データ・カードを使用し、拾った海岸漂着ゴミを種類別に集計していきます。収集されたデータはクリーンアップ全国事務局(JEAN)を通じて、アメリカ海洋センター(Ocean Conservancy)へ送られ、海岸漂着ゴミを根本的に把握し解決するために役立てられるそうです。
海老根市長も一緒に準備運動
ぞくぞくと参加者が集まってきた秋の鵠沼海岸。ビーチクリーンにあたっての説明が終わると、まずは参加者全員で準備運動が行われました。ご自身もベアフットのスタッフ経験があるという海老根市長も一緒に準備運動です。 体もあたたまってきたところでグループに分かれ、それぞれのリーダーの指示のもとに、ビーチクリーンのはじまりです。
こどもと一緒にエコ活動
このイベントは子ども連れの家族の参加者が多く、和やかな雰囲気の中で行われるビーチクリーンが、次の世代の環境教育にもなっていきます。 この日は、ゴミを探すのが大変?!なくらい、ゴミの量は少なく、海岸がキレイになってきているのかもしれないねという声もありました。それでも参加者のみなさんは、丹念に小さなゴミを拾っていきます。
小さなプラスティックごみがいっぱい
ビーチクリーンが終わると次は分別作業に入ります。グループごとに、集めたゴミを一度全部袋から出して、ゴミ調査データ・カードをもとに細かく分類していきます。小さなプラスティックのかけらのゴミが多く、多く拾ったグループで1000個以上にもなりました。これらの小さなゴミを魚たちが食べると思うと、相模湾の海の幸が大好きな私たちにとって他人ごとではありません。
最後に、財団法人かながわ海岸美化財団の海岸ごみ収集分別基準に従い、可燃ごみと不燃ごみ、そして自然ごみにわけて、ビーチクリーンは終了です。
素敵な音楽とともに、キレイな砂浜が守られますように
ゴミを一生懸命拾ったあとは、お待ちかねのコンサートが、キレイになった砂浜を会場に開催されます。主催者でもあるブレッド&バターさんほかによる、素敵な湘南を歌った曲を心ゆくまで楽しみ、今年の「ベアフットくげぬま」はフィナーレです。 ベアフットとは、「はだし」という意味。子どもも大人もはだしで砂浜を走って、安心して海と遊ぶことができる…そんな湘南のビーチがいつまでも続くように守っていきたいですね。