ちびっこたちのエコ活動~宝探しみたいにゴミ拾い-保育所「ちびっこランド善行駅前園」の地域クリーンアップ活動
エコ日記まずはゴミの分別のお勉強
秋晴れの9月中旬。少し夏を思い出す日差しの中、保育所ちびっこランド善行駅前園の園児たちの、地域でのクリーンアップ活動を見せてもらいに行ってきました。この園では、月に2回、園周辺や善行駅周辺のゴミ拾い活動を行っています。 今日は駅の周りをきれいにする日です。まずは保育士の先生に、「ゴミは燃えるものと燃えないものを分けてあつめます」ということを教えてもらいました。
いよいよゴミ拾いのスタートです。
小さな軍手は「魔法の手ぶくろ」。ゴミを拾うとパワーが出るよ!
小さなかわいらしい軍手をはめて、みんなやる気満々の笑顔です。まるで宝探しをするようにゴミを見つける子どもたちは、私たちが普段目を留めない細かい場所まで、くまなく探す職人たち。 ごみ拾いをする子どもたちと一緒に目線を低くすると、町には、小さなゴミがたくさんあることに気づかされます。
大人たちの捨てた小さなゴミも、子どもたちには見つかります
みんなは、ゴミを拾うと誇らしげに先生に報告。「それは○○先生のゴミ袋よ~」と分別の仕方を教わり、それぞれの袋にきちんと入れていきます。 保育士さんのお話によると、園児たちはお家の人との散歩のときにも、自主的にゴミ拾いをするようになっているのだそうです。家族のみんなにもごみ拾い活動を広める、小さくて大きなエコロジストが育っていきます。
タバコの吸い殻は、拾っても拾ってもまだあります
拾ったゴミの種類は、タバコの吸い殻、空き缶、ペットボトル、ストローの袋、ガム、ビニール袋、ガラスの破片、プラスティックの破片、靴など様々。 帰りがけ、行きにゴミを拾った場所をもう一度通りがかると、「またゴミがある!」の声。ついさっききれいにしたばかりの場所に、またゴミが捨てられていたのです…。
エコ活動を通じての、地域コミュニケーション
道行く人たちやバス停のおじいさん、おばあさんたちに、自然に「こんにちは」と挨拶する園児たち。元気な子どもたちの一行が通り過ぎると、「ああやってごみ拾いやってるのよね」「えらいわね~」という言葉が聞こえてきました。
やめましょう!
ゴミ拾いを始めて1時間ほどたつと、先生が用意したビニール袋もいっぱいになってきました。一人の女の子が、「今日はゴミ多い」と私に教えてくれました。にぎやかなちびっこランドのみんなが園へと帰っていく頃には、秋の陽がふりそそぐ善行駅前の輝きがいっそう増しているようでした。 定期的にゴミ拾いをしながら、地域の大人や周りの人たちにも、きちんと挨拶ができるようになっていきます。