地域ぐるみで考える・・・体と地球にやさしい食のあり方- 「第2回かながわ食育フェスタ」から

エコ日記

出荷されなかった野菜たちで作った作品 

蝉しぐれのにぎやかな8月4日、横浜開港150周年でにぎわう横浜の山下にある県民ホールで第2回かながわ食育フェスタが行われました。

神奈川の食育を進めるための記念講演やフォーラムなどのイベントが開催され、企業や行政関連、食体験コーナーなどのブースはY150に負けないくらいのにぎわいでした。その一部をご紹介します。

メニューの作り方や、栄養価がのっています 

神奈川の大学生による手づくりのメニュー表で、県内の企業の社員食堂などに置かれています。ちょっとした食に関する知識などが、工夫をこらしたイラスト入りでわかりやすく説明されています。食堂での従業員のランチタイムに、食を見直す一つのきっかけになればと、神奈川県大和保健福祉事務所地域食生活対策推進協議会が設置しているのだそうです。

各事業所の食堂メニュー集 

同団体では、各事業所の食堂メニューを集めてメニュー集を作っています。これを、各事業に配布して、事業所は他の事業所のメニューを自社の食堂にも採り入れられることができ、より豊富なメニュー作りができる仕組みになっています。こうした地域内でのリンク(つながり)が強くなることが食育、そして地産地消につながっていくのではないでしょうか。

県が進める里山事業で育てられた竹を使った、竹炭消臭袋 

「クイズに答えると竹炭消臭袋がもらえる」というのは、神奈川県農政部のコーナー。クイズの内容は、神奈川県にいくつ里地里山があるかなど、展示パネルの内容についてのもの。「里地里山での体験学習などを募集すると、応募数がとても多いんだよ」と担当者の方が話していました。地域の自然を見直すということは、食育を深めることにもつながるんですね。

企業ブースも盛り上がっていました 

他にも、オリジナル七味作りや、お野菜・お魚○×クイズなど、気軽に楽しみながら学べる内容が盛りだくさんの「かながわ食育フェスタ」。私たちの地元神奈川の食を見直すということは、単に健康的な食生活を送るためだけにはとどまらず、持続可能な人の社会、生き物の世界にもつながることになりそうです。

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