Think Globally, Act Locally(地球規模で考え、足元から行動せよ)-第6回環境社会検定試験「eco検定」
エコ日記eco検定のテキスト
久しぶりに夏空となった7月26日、日曜日。東京商工会議所による第6回環境社会検定試験「eco検定」が行われました。去年度の受験者数は全国4万3千人ほどで都道府県どこでも受験できます。藤沢の試験会場の藤沢商工会議所では、大会議室2つが受験者で埋め尽くされ、老若男女問わずたくさんの方がきていました。
そもそも「eco検定」とは、「環境に対する幅広い知識をもち、社会の中で率先して環境問題に取り組む“人づくり”、そして環境と経済を両立させた「持続可能な社会」を目指したもの」で、自然の役割や、地球温暖化、食の安全、環境に関する条例・対策など、身近な問題から地球規模の問題まで、環境に関する基本的な知識を身につけるための試験です。
今回は、「eco検定」の様子と、よくでてくる用語を紹介します。 私たちが、私たちの町で、できることはなんだろう 「Think Globally, Act Locally(地球規模で考え、足元から行動せよ)」 という言葉が公式テキストの一番最初に書いてあります。環境問題や持続可能型社会というと、私たちではどうしようもできない大きな問題と捉えがちですが、身近なところから実践していけることもたくさんあるということです。
食材そのものに触れていますか?
身近なところって例えば?→「スローフード運動」 スローフードとは、その土地の伝統的な食生活や食文化を見つめ直そうというイタリアで始まった運動です。スローフードは地産地消や、食糧自給率の問題にも大きく関わっています。 藤沢市に置き換えれば、藤沢産の野菜が市場や八百屋にはたくさんあり、片瀬漁港に行けば新鮮な相模湾の魚たちがあります。地場のものを見つめ直すことも、身近にできるActではないでしょうか。
藤沢ではいろいろな食材が作られています
今回の出題に、江戸時代の近江商人の家訓「三方よし」についての穴埋め問題がありました。「売り手よし、買い手よし、?よし」という問題で、?部分の正解は「世間」で、売り手と買い手の商取引が、社会全体の幸福にも繋がるものという意味の言葉です。 その「世間よし」という言葉が弱まっていることに環境問題の根源がある気がします。例えば、近所の商店街や市場に行って、作り手の顔が見える商品を買う、そういったサイクル(地産地消)が「持続可能な社会」への第一歩ではないでしょうか。他にもたくさん「eco検定」での知識から藤沢でできることを見つけられると思います。
次回の開催日は今年12月20日(日曜日)です。 Think Globally, Act Fujisawa!!