秋から冬へ◇季節は巡る-初冬の新林公園に出かけてみませんか?

11月29日/新林公園の尾根道から「川名清水谷戸」を望む
11月29日/新林公園の尾根道から「川名清水谷戸」を望む
谷戸の名残をとどめる自然の宝庫

 “新林公園”は藤沢駅南口から徒歩で約20分の距離にあります。市民会館から境川をはさんだ対岸に位置し、藤沢の中心街にも近い、オアシス的な公園です。
 地形的には、片瀬丘陵の北端に位置しており、周囲を険しい尾根に囲まれた都市公園です。尾根道の外周延長は約1.2kmで(総延長は約1.5km)、高低差は約50mあります。また、市内三大谷戸の一つである“川名清水谷戸”に隣接しています。公園全体が一つの集水域をなしており、境川の源流の一つでもあります。

 
 
 
 
 
 
 

11月29日/新林公園の尾根道
11月29日/新林公園の尾根道
 約20~50万年前に形成された海成段丘が侵食を受けた結果、急峻な尾根と谷戸地形が形成されています。地質的には富士・箱根火山の噴出物からなる砂岩の層とシルト岩の層から形成されている“池子層”にあたります。
 また、今から約6千年前の“縄文海進”の時代、約12万5千年前の“下末吉海進”の時代には谷戸の湿地(谷底の平らな部分)は入江であり、海の一部でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
11月24日/新林公園の入口
11月24日/新林公園の入口
秋から冬へ “燃える秋” を振り返ってみる

 11月は秋なのか冬なのか・・・。一般的には「社会通念」や「気象学」の立場で定義するのか、「二十四節気に基づく節切り」の立場で定義するのかにより解釈が異なってしまいます。どちらの立場によるかの前置きが必要になり、いささか面倒くさくもあります。
 前者によれば9月から11月は秋ですが、後者によれば立冬(11月7日前後)を過ぎれば冬と言うことになります。気象学的な立場を支持するならば11月は秋といえ、湘南地方の風土においては“秋”と言ってしまって差し支えないように思われます。
 さて、それでは11月30日は“秋”なのでしょうか?“冬”なのでしょうか?
 
 
 
 
 
 
 

11月8日/新林公園の入口付近のケヤキ並木
11月8日/新林公園の入口付近のケヤキ並木
 ところで、今年の紅葉は例年に比べて美しかったように思います。
 私の勝手な解釈ではありますが、夏の猛烈な暑さと関係しているようにも思えます。桜の赤、欅の橙色などの鮮やかさが際立っていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
11月29日/新林公園・湿地ゾーンの木道から
11月29日/新林公園・湿地ゾーンの木道から
 12月の第2週に入るとサクラ、ケヤキ、落葉松の葉はほぼ散り終わり、ミズキ、クヌギ、エノキなども散り続けていきます。このころになると、コナラの葉のライトブラウンと、クズの黄色など “草紅葉”と呼ばれる草本類の紅葉が見事です。また、山路の散策路を、落ち葉を踏みしめながら歩く幸運にも恵まれます。

次の週末には、初冬の新林公園に出かけてみませんか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「川名清水谷戸」の眺望が素晴らしい丸太のベンチ
「川名清水谷戸」の眺望が素晴らしい丸太のベンチ


前のページにもどる