うちのごみ、どこでどうして何になる?-中国鞍山市の視察団と北部環境事業所1号炉を見学 

エコ日記

北部環境事業所1号炉はここにあります

北部環境事業所1号炉はここにあります

藤沢市石川の緑に囲まれた環境事業施設「北部環境事務所1号炉」を訪ねました。ここでは、市内の家庭から収集される可燃ごみを処理しています。施設は、平成19年4月から稼動し、施設を作った民間業者が、その専門的な技術を活かして引き続き運営を行っています(PFI事業)。 この日は、中国の鞍山(アンザン)市の方々が視察に訪れていましたので、その見学の輪に加わらせてもらいました。  

まずは、収集されたごみが最初に受け入れられる、ごみピッドです。この施設では一日24時間連続稼動で、150tのごみを焼却するとのこと。年間280日以上も稼動する働きものの施設です。  

 

ごみクレーン

ごみピッドからごみを焼却炉へ運ぶ「ごみクレーン」は、ひとつかみで1トンも持ち上げられるそうです。目の前で実際に動く様子を見せてもらい、鞍山(アンザン)市の視察団も私もそのスケールにビックリ。一同、興味深々で窓からのぞきこみます。このひとつかみで1トンのごみを持ち上げています! まずは、収集されたごみが最初に受け入れられる、ごみピッドです。この施設では一日24時間連続稼動で、150tのごみを焼却するとのこと。年間280日以上も稼動する働きものの施設です。 ごみピッドからごみを焼却炉へ運ぶ「ごみクレーン」は、ひとつかみで1トンも持ち上げられるそうです。目の前で実際に動く様子を見せてもらい、鞍山(アンザン)市の視察団も私もそのスケールにビックリ。一同、興味深々で窓からのぞきこみます。

 

ごみを処理しながら発電も(蒸気タービン発電機)

ごみを処理しながら発電も(蒸気タービン発電機)焼却炉では、ごみを850℃以上の温度で燃焼させますが、そのガスはボイラーを使って冷やします。ここで出た400℃の蒸気で発電するのが、蒸気タービン発電機です。 北部環境事業所の電力はこの発電でまかなっていて、さらに余った電気は東京電力に売っているとのこと。その額なんと、平成19年度には1億円だそうです。私たちのごみは、ただ捨てられるだけではなかったのです。

 

道路をつくる材料の物質

焼却後の灰が、道路をつくる材料の物質に。

一方、焼却したごみの15%は灰になります。 この灰は、「スラグ」という道路の路盤材などに利用できる物質として、生まれ変わります。

 

道路をつくる材料の物質

普段なかなか見られないところまでパッカーっと口をあけてくれた 

最後に、私たちに最も身近なパッカー車を見学。このパッカー車は、藤沢市が回収した使用済み食用油から出来たバイオディーゼル燃料で走るエコカーです。これもひとつの地産地消?サスティナブル(持続可能)なエネルギー利用であることがうれしいですね。 エコカーのパッカー車は現在、市内で2台が試験的に走行しています。積載量は、可燃ごみ2トン、不燃ごみ1t、プラスティック700キログラムとのことです。 毎日の生活を快適で安全におくるためには欠かせない施設ですが、その中身は知らないことだらけ、新発見がいっぱいの北部環境事業所見学でした。

 

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