環境講演会『食品リサイクルの「環」をつくる~ループリサイクル(循環型社会)の形成へ向けて~』が開催されました!


 
2018年11月1日(木)、善行市民センターで善行地区生活環境協議会主催の環境講演会『食品リサイクルの「環」をつくる~ループリサイクル(循環型社会)の形成へ向けて~』が開催されました。講師には、株式会社日本フードエコロジーセンター代表取締役の髙橋巧一さんを迎え、日本の食品ロスの現状と株式会社日本フードエコロジーセンターの取り組みについてお話がありました。

食品ロスとは、食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。日本では1日約5万トン、年間2000万トン以上の食品が捨てられており、その量は焼却炉で燃やされているごみの約半分にもなります。
また、日本は先進国の中でも食料自給率が40%と低く、貴重な食料の多くを捨ててしまっています。
2001年に制定された「食品リサイクル法」では、食品廃棄物をリサイクルする方法を飼料化、堆肥化、エネルギー化の3つに分けており、今回の講師である髙橋さんが代表を務める会社では、「飼料化」を行っています。

髙橋さんの会社では、スーパーやデパート、飲食店、食品工場などから集められた食品循環資源(余剰食品)をごはんやパン、野菜くずなど種類別に分けて集め、リキッド発酵飼料に加工した後、契約養豚事業者に販売されています。工場では1日49トンの飼料が作られ、年間365日稼働しています。
飼料をリキッド状(粥状)にすることで安価につくることができ、消化効率がよく糞尿などの臭いを抑制できるなどの特徴があります。また、乳酸菌の働きにより豚の疾病率も抑え、安全で健康的な豚肉を消費者に提供することに繋がっています。

これにより、食品関連事業から余剰食品が工場に届けられ、飼料化し養豚農家へ、そしてそこでつくられた豚肉はまた食品関連事業者に届く、といったループリサイクルが形成されています。髙橋さんの会社の飼料をつかってできた豚肉は、小田急グループでは「優とん」、株式会社エコスでは「旨香豚(うまかぶた)」とそれぞれブランド豚として販売されています。また、神奈川県立中央農業高校でも畜産部の生徒が、リキッド飼料を利用し豚の飼育をしているそうです。

家庭においても、料理の作りすぎや食べられる部分を過剰に捨てたりして私たちが出している食品ロス。それらの食品を作るのには、多大なエネルギーが使われています。なるべくロスを減らすこと、どうしても出てしまうものは、いかにリサイクルしていくか。それを学べた講演となりました。

関連リンク:
株式会社日本フードエコロジーセンター

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