カワトンボよ 永遠に!~谷戸ごとに異なる形態 -保全が急がれる市内三大谷戸
オスの翅には無色型と橙色型があり、川名清水谷戸などでは両方のタイプが出現するが、石川丸山谷戸では無色型しか現れない。
オスに橙色型が全く現れないことは石川丸山個体群の大きな特徴で、これは他の生息地から隔絶されて既に相当な時間が経っていることを示している。
メスの翅は無色。
この季節を代表する谷戸の生きものがカワトンボです。
撮影:小口岳史さん
見事なカモフラージュです。
このほか、シュレーゲルアオガエル、アズマヒキガエル、ニホンアマガエルが生息しています。
ホタルのように目立つ生きものに注目が集まりがちですが、谷戸ごとの自然誌的な特徴を受け継ぐトンボやカエルなどの存在にも目を向けていきたいものです。