エコライフしないとどうなるの?

地球は本当に温暖化している

 気象庁の観測によると、日本の年平均気温は100年で1.07℃上昇したと言われています。 世界レベルで見てみると、過去100年間(1906年〜2005年)で世界の平均気温は0.74℃上昇しており、特に20世紀後半から温暖化が急速に進み、「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)(※3)」は第4次評価報告書において「温暖化していることは間違いない。このことは大気や海洋の世界平均温度の上昇、雪氷の広範囲にわたる融解、世界平均海面水位の上昇が観測されていることから今や明白である」と報告しました。そしてさらに「20世紀後半の世界平均気温のほとんどは、人為起源の温室効果ガスの増加によってもたらされた可能性が非常に高い」と結論づけました。

 

地球温暖化のしくみ

温室効果ガスと地球温暖化メカニズム
図5,温室効果ガスと地球温暖化メカニズム
(クリックすると拡大画像が表示されます)
引用)全国地球温暖化防止活動
推進センターウェブサイト
http://www.jccca.org/)より

 地球が温暖化する原因は「温室効果ガス」と呼ばれる6種類のガス(※4)です。その中でもCO2(二酸化炭素)の排出による影響が一番大きく、18世紀半ばの産業革命(※5)で化石燃料を多量に使い始めてから急激に増え始めました。その後20世紀に入ると、石油・石炭だけでなく、電気を作るときに火力発電所で排出されたCO2がさらに増えました。

 排出された多量のCO2は、地球が自然に吸収する量をはるかに超えていて、吸収できないCO2は大気中にどんどんたまっていきます。CO2をはじめとした温室効果ガスの濃度が増加すると、地表から放射された熱(赤外線)が大気中で吸収される割合が増えるので、温室効果が高まり、温暖化がすすみます(図5)。

地球温暖化対策が求められています

 IPCCの第4次評価報告書では、世界の平均気温が1.5℃〜2.5℃上がると、約20〜30%の動植物や作物に影響があると予想しています。 しかし、今後20〜30年の間にわたしたちができる限りの手を尽くせば温暖化は防止できるとも述べられています。そのためには、わたしたちが家庭でできる省エネ活動を実践し続けることがなによりも大切になります。

 


※3 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)とは、気候変動、特に地球温暖化問題に関する政府間の検討の場として、WMO(世界気象機関)とUNEP(国連環境計画)が1988年11月に設立した国連組織の一つ。地球温暖化に関する最新の知見をとりまとめ、地球温暖化防止政策に科学的な基礎を与えることをめざしている。三つの作業部会がそれぞれ、気候変動の機構、影響と対策、経済的側面の評価を行う。1990年に第一次の、1995年に第二次の評価報告書を作成して、温暖化防止のための施策を検討するにあたり重要な科学的基礎となる知見を提供した。

※4 二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O)、ハイドロフルオロカーボン(HFC)、パーフルオロカーボン(PFC)、六フッ化硫黄(SF6)

※5 産業革命とは、手工業から機械工業への産業上の大変革。18世紀末にイギリスから起こった。